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カルミア

カルミアの花

Kalmia latifolia

 

アメリカシャクナゲの和名がありますが、カルミアのほうが通りがいいでしょう。花木としての歴史が古いのに、あまり普及していない印象のお花です。理由の一つに極端な酸性土壌を好むことがあって、ブルーベリーを育てるような土で良く育ちます。

園芸品種はラティフォリア種を中心とした、いくつかの原種の交配で育成されたそうですが、ラティフォリア以外はどれも高山性で、日本で言えばヒメシャクナゲのような種類ばかりです。原種には濃いピンクや覆輪咲き、バイカラーなどお花に特徴のある種類があるのですが、どれも栽培が難しくてその性質が受け継がれてしまったようです。

最近の品種であるピンクボール、サラ、ペパーミントはだいぶ丈夫に改良されているので、西洋シャクナゲと同じような育て方で大丈夫です。古くからある品種は栽培が難しいものが多いと考えてください。今から育てるなら、先に挙げた3品種が育てやすく花付きも良くておすすめの品種です。

全日射よりは午後は日陰になる所や他の落葉樹の側など、適度に日をさえぎる環境が適しています。根腐れを起こしやすいので、排水良く適度に水分が残る土壌を作って植えてください。手っ取り早くなら「ブルーベリーの土」と赤玉土を1:1で混ぜた土で植えるとよいでしょう。

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