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ツバキの花

ツバキの花

Camellia japonica CV

 

例年の寒さでちゃんと咲くことが少なかったガーデンのツバキです。今年は花傷みも少なくてきれいな姿で咲いています。特に寒さの厳しい冬は枝枯れや葉焼け、ひどいときは葉枯れも起きますが、今年はツバキにとっては過ごしやすかったようです。

ツバキの仲間は照葉樹といわれる葉に照艶のある樹種とされて、暖かい地方に多い植物です。針葉樹、広葉樹、照葉樹、という分類を聞いたことがある方も多いと思います。基本的に全て常緑樹なので、冬の間も青々とした葉を付けたまま休眠します。休眠とはいっても落葉樹と違い、緑の葉は光合成を行っていますので、冬の間に花を咲かせる種類も少なくありません。

ツバキの仲間のサザンカ、ユキツバキは冬に咲く花木としても知られています。写真のツバキは春咲きの系統なので、暖かくなってから咲き出しますが、種類によっては真冬から咲くものもあります。よくツバキとサザンカは何が違うのかと聞かれることがあります。種類が違うということ以外に咲く時期が冬か春か、花びらが分かれているかいないか、などと答えていたものですが、最近の品種は交配が進んでどちらともとれるお花が増えてきました。

中国原産の香りツバキとの交配も進められていますし、今後ますます多様な種類が登場するかもしれません。なんとなくですが、バラの改良の歴史をなぞっているようにも感じます。バラのように四季咲きのツバキが生まれる日も来るのでしょうか。

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