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ユニークなのは咲き方?

ハイドランジア・ユニーク

Hydrangea paniculata ‘Unique’

 

ノリウツギは園芸化が進んで、多くの品種が生まれてきました。毎年新しい品種も発表されているので、しばらくこの状況は続きそうです。ユニークはノリウツギの中では古い品種で、ミナズキと同じ頃に世に出た切り花向きの花木でした。

最近の品種はガーデンや鉢植えに向いた、ドワーフタイプと呼ばれるコンパクトな草姿になるものが主流です。ユニークは原種のノリウツギと同様に大型になる品種で、5m近くまで成長してたくさんお花を咲かせます。

写真のユニークはM&Bフローラの社屋前に植えられているので、毎年伸びすぎた枝を刈られていますが、それでも3mくらいの高さに成長しています。

ノリウツギは新梢咲きという、その年の春に伸びた枝の先に花芽を付ける性質なので、一般的なアジサイに比べて仕立てやすく育てやすいアジサイです。アナベルも同じ性質ですが、アナベルは樹木というより大型の宿根草のような扱いが向いている種なので、庭園木としてはノリウツギのほうがよいでしょう。

アナベルが咲き終わる頃からノリウツギの開花が始まります。ユニークは花房が大きく発達した品種で、装飾花も普通のノリウツギの1.5倍以上と大きなお花です。紅葉の時期には、装飾花の周囲が紅に染まって美しく、おそらく近年の品種のいくつかはユニークから育成されていると思われます。

ミナズキやアナベルのように全体が装飾花にならないため、野生味が押し出された見応えのあるお花です。切り花にして楽しむもよし、秋の紅葉をまってドライフラワーにするも良しと楽しみが多いお花なので、夏咲きの花木をお探しの方におすすめです。

※ちなみに絡まっているツル植物は自然薯(ジネンジョ)です。

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