大丁字莢蒾（おおちょうじがまずみ）

Viburnum carlesii x juddii

【訂正】

ガーデンの写真のお花は、ニオイガマズミそのものではなく、オオチョウジガマズミ（Viburnum carlesii）の種間交雑種でした。ニオイガマズミのほうが早咲きで、つぼみの頃も薄いピンクになるそうです。

日本原産の花木でお菓子のような甘い香りのお花を咲かせます。風に乗ってあたりに広がるような強い香りではなく、近くに行くと「なにかいい香りがするなぁ」と分かるくらいの匂いです。

本種に限らず、ガマズミ属のお花は香りのある種類が多く、中にはニオイガマズミのように香りが強い種類もあります。園芸品種なので品種名はあるかと思いますが、残念ながら不明です。

強烈な香りではありませんが、つぼみの頃の優しいピンク色やさくらを思わせる花色も可愛らしく、お庭に植えておくと癒やしの空間を生み出してくれる花木ではないかと思います。

割と大きく育つので植える場所は吟味して下さい。半日陰程度の日照があれば十分育ちます。