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斑入りアセビ

斑入りアセビの花

Pieris japonica subsp. japonica

 

今年もアセビのお花が咲く時期になりました。このブログでも何度か紹介していますが、今年は今までと違って少々面白い咲き方をしています。そう言われても何か変わったところがあるのか? と疑問に感じるかもしれません。

答えを明かしてしまいますと、花軸にもガクにもほとんどアントシアンが発生していません。まるで青軸の白花品種のようなお花の咲き方をしていますが、このアセビは普通の斑入り品種です。

つぼみは紅褐色になりますし、咲き始めは紅色が発現します。房になった花軸の半分くらいまで咲き進むと、全体に紅が薄れて軸やガクが緑色になることはありますが、まだ最初の一、二花しか咲いていない写真の状態で青軸に近い咲き方をするのは初めて見ました。

寒さが足りなかったのかというと、どうもそうでもなさそうな感じです。なぜなら記録的な暖冬と言われた一昨年でも、普通に赤軸に紅色のガクで咲いていたからです。今年のような咲き方は、昨年までとは別の木に変わった? と思うくらいの変化です。

しかし、斑入りのアセビはこの場所に一本あるだけのはずで、樹姿も以前からのものが少し生長したようにしか見えません。いったいなぜこのような白花現象が起こったのかナゾです。

引き続き調査して何か分かりましたら、こちらのブログでご報告したいと思います。

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