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満開のチェリーシフォン

クリスマスローズ・チェリーシフォンの花

Helleborus ‘Cherry Chiffon’

 

ショップABABAのガーデン奥の入り口付近に、チェリーシフォンの大株があります。今年もきれいに咲いてくれて、ちょうど見ごろとなりました。お花の満開期というのは、サクラのように分かりやすいものから見極めの難しいものまであります。クリスマスローズの場合、一番花から三番花くらいまで咲くことも多く、どのタイミングを満開と考えるのかは人によって違うようです。

フィールド調査で使われるお花の開花の定義は、花粉が出ているかどうかを調べます。開葯(かいやく)といって雄しべの先の葯から花粉が出ている状態を開花と定義します。全てのお花でこの通りというわけではありませんが、一般的なお花では開葯のタイミングで開花です。

クリスマスローズは咲いてから時間が経つと、雄しべやネクタリーが落ち始めます。いわゆる老け花になっていくのですが、しばらくは花びらの色も残ったままできれいに見られる状態です。二番花が咲くまで時間が進むとさすがに老け花に見えますが、それでもけっこうきれいです。

その為クリスマスローズの満開期を、「お花がきれいに見える間」と定義するなら、一番花が開花してから二番花がほころび始めるくらい、と考えられると思います。つぼみの数が少ないお花としてはとても長い期間で、クリスマスローズが観賞用に好まれる理由の一つなのでしょう。

美しい時間が長くあって欲しいのは、人もお花も変わらないようです。

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