ミヨシグループの
ブランディングの歴史

たね屋は農家の味方

ミヨシグループは創業以来、「お客様第一主義」の理念を貫き、お客様との良好な関係を構築してきました。創業者は「たね屋は花の生産者の味方であるべき」とし、生産者とのwin-winの関係の重要性を説いています。これは、業績向上ひいては農業振興につながるという考えに基づいています。

最初のブランディング

1997年、三好世紀(当時社長)は「前へ」と題した小冊子を作成し、企業理念・事業構成・基本方針などを社員に共有しました。この内容は、2007年の「成長への指針」の行動理念に受け継がれ、現在もプリンシプルに引き継がれています。

成長への指針

2007年、三好正一は社長就任を機に「成長への指針」を策定しました。これは、「ミヨシグループ」の新たなスタートとして、未来に向かってどう進むかを表現するために作成されました。50年史と「前へ」を熟読し、全社員の心に響くように言語化されています。70周年を迎える年を目標に見据え、企業理念・行動理念に数値目標を加えて、チャレンジングな経営目標が掲げられました。売上目標を掲げ、社員が同じベクトルを向いて一緒に進んで行くことを目指しました。

ビジョンの決定

2019年、70周年を機に新たな時代に向けたビジョンが制定されました。ビジョン策定の出発点は、「ミヨシグループの製品を通じて、世界中の人々の生活に彩りを添える」という壮大なビジョンです。世界を舞台に活躍する企業として、グローバルな視点を持ち、世界共通の価値観に基づいて判断・行動していく必要性が定義されました。最終的に、ミヨシグループのビジョンは「世界のすみずみに1粒のタネから生まれる新しい『きれい』『おいしい』を届けます」に決定されました。同時に、このビジョンを体現するスローガンとして、「INNOVATE FOR BEAUTY&TASTE」が制定されました。

ミッション・バリュー・プリンシプル

生活者への視点で「種苗業」を通じて園芸業界へ貢献するミッション・バリューが、プロジェクトメンバーからのアイデアをもとに作成されました。
また、2007年の「成長への指針」の行動理念を基本としてプリンシプルが策定されました。

ロゴマークの刷新

従来のミヨシのロゴマークをベースにして、最終選考に残ったデザイン案から、デザイン背景を含めて現在のロゴマークが採用されました。

ブランドカード「SEEDS」の作成

2019年12月の経営方針発表会で発表、配布されました。紙質やデザインにもこだわり、3種類の紙の種類、試し刷りなど注意深く選考されました。

ブランドブックの作成

ミヨシグループとして、初のブランドブックが作成されました。ロゴのバリエーションや使い方、ブランドの想い、カラーパレット、ブランドが対象とするペルソナなど、新しい枠組みが一冊になっています。

社章の作成

当初は従来の社章に合わせた七宝焼きが検討されましたが、色を排除し「銀いぶし」加工でシンプルに作成することになりました。
こうして、ミヨシグループのビジョン・ミッション・バリュー・プリンシプルが明確化され、社員の行動・判断の基準となっています。

左)各社の旧社章
右)グループ新社章