Column/連載コラム

シゾスティリス(ウィンターグラジオラス)

P1000050  師走は赤い花が似合います。クリスマスが近づくとポインセチアの赤が目立つようになり、シクラメンやホーリーの赤い実なども彩りをそえてくれます。庭やガーデンの、外で見られる赤い花となると寒椿など、やはり種類は限られますが、宿根草花では、ウィンターグラジオラスと呼ばれるシゾスティリスがおすすめです。

 

 鮮やかな色あいで存在感があり、冬枯れの中ではひときわ目を引きます。冷涼地では9~10月、関東平野部は11月頃から咲き始めて12月が満開になります。ディズニーランドにも植栽されていて、セキショウに似た厚味のある葉が1年中茂ります。

 

 赤花以外にも桃花、白花があり、年々大株に育ち、丈夫で手がかかりません。水辺でも育ち、乾燥にも耐えます。球根の性質を合わせ持ったような宿根草で、小渕沢あたりが越冬の限界です。園芸分類のはっきりしない性質ですが、栽培条件によってさまざまな表情を見せてくれます。学名は最近ヘスペランサ属に変わりました。

 

2015年1月 次回ヒツジです。

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