SDGsレポート

ミヨぼちレポート

株式会社ミヨシ研究開発部
静岡育種農場編

 ミヨシグループ各社を ぼちぼちゆったり トラバース(横断)していく 職場見学会「ミヨぼちトラバース」。 SDGsテーマのひとつである「みんなが働きがいのある会社に」の第一歩として、お互いの職場環境や仕事内容をより広く深く知り新たな着想を業務に反映させるなど、働きやすい職場環境の実現のために月2回各事業所が主催して行われています。
 2022年9月上旬にはミヨシ研究開発部 静岡育種農場のオンライン職場説明が、グループ総務部資産情報管理、エム・アンド・ビー・フローラ 東京事務所、ミヨシ国内販売部を対象に行われました。イマジネーションを駆り立て、設計し、行動するという研究開発部の業務説明は普段なかなか聞く機会がなく、とても貴重な時間となりました。話を聞くことで研究開発をより身近に感じ、今後の業務へのモチベーションアップにつながっています。

良いブリーダーとは

 ブリーダーは1年スパンの仕事。花が咲いたあとに交配→採種と続くのが通常の切り花生産と異なるところ。
良いブリーダーとは?という質問に、「“なんか他と違う”と思える目をもっていること」と答える坂口農場長。たとえば花壇苗では多い時には2万鉢のポット苗が並ぶそうですが、その中で実際に商品化されるのは1つや2つだけだとか…。

ブリーダーには、捨てる勇気と残す根気が必要

静岡育種農場のSDGsへの取り組み

 除草剤使用削減のため蒸気ボイラーを利用した除草作業や、ペーパーレスの一環でQRコードを使用したデータ管理について紹介がありました。
 また、夏場は暑いハウスで作業を行うため扇風機を設置するなど、“はたらきやすい環境づくり”を実践しています。

Q. 開発担当がまずやることとして「絵を描く」という話があったが、実際にデッサンするの?

 本物の“絵”を描くわけではないが、こういうものを作る!というイメージをまず固めます。
 例えばデルフィニウムだったら、花色や草姿にこだわる、作りやすさや生産性を追求するなど、求める品種の設計図を頭の中でつくります。

参加者の声

「品種は開発担当一人では作れない」という言葉が印象的でした。品種が世に出るには品種(商品)の卵を作る研究開発部、品種を育てる種子生産管理部・苗生産管理部・販売部、品種を料理する生産者・市場関係者・花屋の繋がりが重要で、良い品種を世界中に届けるその一役を自分も担っているのだと感じられました。